カグオク編集部
カグオク編集部は、不動産テックやAIに精通した専門家たちで構成されています。私たちは、これからホームステージングを始める皆様に「最小コストで空き部屋対策を行い、反響率を向上させる」ための情報を提供することを目指しています。 運営元:カグオク株式会社
2024/07/19
バーチャルステージングとは?得られる効果や費用、使い方について解説
バーチャルステージング(バーチャルホームステージング)とは、空室の画像にCGで制作した家具や小物を仮想的に配置し、合成画像を作成するサービスです。
実物の家具を使用せず、CGだけでモデルルームのようなリアルな空間を演出できるバーチャルステージングは、物件の成約率(契約率)を高めるための販促ツールとして不動産業者を中心に話題を集めています。
「物件の買い手(借り手)がなかなか見つからない。物件の魅力を引き出して、お客さんの購買意欲を高める方法はないだろうか…」
上記のような悩みをお持ちの方に向けて、この記事ではバーチャルステージングの概要、メリット、使い方、類似サービスである「デジタルステージング」との違いなどについて解説していきます。
バーチャルステージング(バーチャルホームステージング)とは
バーチャルステージング(バーチャルホームステージング)とは、主に3Dレンダリング技術やVR技術を用いて、空室の画像にCGで制作した家具や小物を配置・装飾するサービスです。
バーチャルステージングの利用者は、自身が所有する物件の写真に家具や装飾品を仮想的に配置することで、空間の潜在的な用途や魅力を顧客に示すことができます。空の部屋や未完成のスペースの可能性を視覚化するのに有効で、リアルタイムでさまざまなデザインオプションを試すことができます。
バーチャルステージングは「ホームステージングのデジタル版」
一般的に、インターネットで物件の写真を見たり、実際に物件を見学したほとんどの人が、最初の10秒以内で物件の良し悪しを判断していると言われています。
この法則は「10秒ルール」(※)と呼ばれており、物件の成約率(契約率)を上げるためには、お客様の目に触れる前に室内を魅力的に装飾しておくことが非常に重要であることを示しています。
このような需要に応えるために、バーチャルステージングより先に生まれたサービスが「ホームステージング」です。
ホームステージングは、空室状態の物件に実物の家具や小物を配置して魅力を引き出し、物件を売却しやすくするためのサービスです。実物ではなくCGで仮想的に家具を配置するバーチャルステージングは、「ホームステージングのデジタル版」と考えるとわかりやすいでしょう。
(※)参照:The 10 Second Rule
ホームステージング白書2022によると、不動産売買事業者は27%、不動産賃貸業者は11%が所有物件にVRホームステージングを導入していると回答しています。
また、VRステージングを導入している業者のうち、80%が「効果があった」と回答していることから、導入するメリットは多いにあると考えられます。
ホームステージングの課題
物件の魅力を高めるホームステージングには、成約率や契約率を向上させる効果がある一方で、実施するのに高額な費用がかかるというデメリットもあります。
家具や家電の購入費やレンタル費、搬送費などがかかるのはもちろん、所有する家具を保管するために倉庫を借りれば、毎月賃料を支払う必要も生じてきます。
一般的に空き家の場合、ホームステージングの費用は15万円〜30万円ほど(※)かかると言われています。1室につき15万円かかるとすると、複数の物件の仲介を行っている不動産業者の場合はホームステージングを実施するだけで相当な費用が必要になります。また、物件の売却価格や家賃によっては、ホームステージングを実施しても期待したような効果が得られない場合もあります。
(※)参照:ホームステージング白書2022
バーチャルステージング(バーチャルホームステージング)の3つのメリット
バーチャルステージングには、主に次のようなメリットがあります。
- 空室期間の短縮化を実現できる
- ホームステージングより安価に実施できる
- 競合物件との差別化が図れる
どのような内容なのか、順番に見ていきましょう。
メリット1:空室期間の短縮化を実現できる
1つ目のメリットは、「空室期間の短縮化を実現できる」点です。
バーチャルステージングの利用者は、モデルルームのようなバーチャルステージング画像を手軽に作成することができます。そして、作成した画像をホームページなどに掲載することで、物件の購入(入居)希望者は実際に見学に行かなくても生活イメージを想像しやすくなります。これにより、ネット上だけで物件の魅力をアピールでき、閲覧者の購買意欲を高めることができます。
メリット2:1万円ほどで実施できる
2つ目のメリットは、「ホームステージングより安価に実施できる」点です。
バーチャルステージングの料金は1画像あたり1万円前後(※)が相場となっています。バーチャルステージングの利用者は、ホームステージングよりも遥かに安い価格で、リアルな空間と比べても遜色のない高いクオリティの画像を作成することが可能です。
前述したように、ホームステージングでは家具の購入費やレンタル費、搬送費、設置費などさまざまな費用がかかります。部屋の間取りにもよりますが、空室をホームステージングするには15万円〜30万円のコストがかかります。
その点、CGで家具や小物の画像を作成するバーチャルステージングでは、上記のような費用は一切かかりません。
また、デザインのやり直しや画像データの再利用ができるのも、バーチャルステージングが費用対効果の高いツールと言われている理由です。
(※)自社調べ
メリット3:競合物件との差別化が図れる
3つ目のメリットは、「競合物件との差別化が図れる」点です。
前述したように、不動産業界ではインターネットで物件の写真を見た大半の人が、10秒以内に物件の良し悪しを判断していると言われています。
家具や小物が何も置かれていない殺風景な部屋と比べて、CGで加工したモデルルームのような空間イメージの方が閲覧した人にとって魅力的に見えるのは言うまでもないでしょう。CGで物件の魅力を引き出し、他社が掲載している物件と差別化できる点もバーチャルステージングの強みです。
バーチャルステージング(バーチャルホームステージング)の使い方
バーチャルステージングは、以下の手順で利用するのが一般的です。
- 問い合わせ
- 360°カメラで室内撮影
- CG加工
- 納品
それぞれどのような内容なのか、簡単に解説していきます。
Step①問い合わせ
最初に、依頼する企業のホームページ内にある問い合わせフォームに自社名や担当者名、連絡先などの必要事項を記入して送信します。
後日、業者の担当者から連絡があるので、バーチャルステージングを利用したい部屋の間取りを伝えたり、利用したいオプションなどを伝えたりして見積もりを出してもらいます。
なお、CGで家具を配置するだけでなく、家具消し(写真に写り込んだ家具を画像処理で削除するサービス)やリノベーション加工(床や壁の画像加工をするサービス)などのオプションを希望する際には、追加料金がかかる場合があります。
Step②360度カメラで室内撮影
次に、ベースとなる室内の撮影を行います。撮影に関しては、バーチャルステージング業者の担当者が現地に来て行ってくれるケースが多いようです。
なお、撮影には360度全方位のパノラマ写真が撮れる「360度カメラ」を使用するのが一般的です。360度カメラで撮影することで、通常の写真よりも臨場感のあるリアルな画像を作成することができます。
Step③CG加工
Step②で撮影した画像に、CGで作成した家具や小物を配置したり、床や壁の色を変えたりするなどの加工を行います。
写したくない箇所がある場合には、ぼかし処理や家具消しなどの技術で対処することも可能です。
Step④納品
完成したCG画像を確認し、問題がなければ納品となります。
物件の大きさや状態、依頼する業者にもよりますが、料金は画像1枚につき1万円ほど、制作期間は1週間程度を要するケースが多いようです
実際の利用イメージ
バーチャルステージングを利用する流れと得られる効果をイメージしやすくするために、ここではA社という架空の会社を使って説明をします。
A社は、賃貸物件の仲介を行う不動産業者です。A社は自社で扱っているある物件について、前の入居者が退出してから1年近くも借り手が見つからず悩んでいました。もちろん、不動産ポータルサイトに物件の写真を掲載するなどの対策はしているのですが、肝心の問い合わせの連絡が一向にこないのです。
ポータルサイトに掲載されている物件の写真には、家具や家電などがまったく写っていませんでした。殺風景で魅力的に見えないことが借り手の見つからない原因だと考えたA社の担当者は、バーチャルステージングを導入する決断をします。
その後、担当者はバーチャルステージング業者に連絡をし、物件の間取りや理想とする完成像などを伝えました。A社側の要望を聞いた業者は、CGで制作した家具を物件の画像上に配置したバーチャル画像を作成し、1週間ほどでA社に納品しました。
A社は、バーチャルステージングで魅力的に演出した物件の写真を不動産ポータルサイトに掲載します。その結果、問い合わせの件数が増加し、ついに念願の新しい入居者を見つけることができました。
上記はあくまで仮の事例ですが、バーチャルステージングはこのような具合に物件の魅力を引き出すことができる販促ツールです。1万円程度の費用で物件の成約率や契約率を大幅にアップすることができるため、費用対効果の高いマーケティングツールと言われています。
バーチャルステージングよりさらに低コストな「デジタルステージング」とは
バーチャルステージングと類似するサービスとして、「デジタルステージング」と呼ばれるサービスがあります。
デジタルステージングとは、室内の写真にCGで制作した家具や小物を仮想的に配置して、バーチャルステージング画像を作成するサービスです。
これだけ聞くと、バーチャルステージングと同じものだと思う方もいるでしょう。確かに両者は非常に似ていますが、厳密には使用する技術やプロセス、用途、対象、料金、納期までにかかる時間などの点で違いがあります。
両者の主な違いを以下にまとめました。
1.技術とプロセス
バーチャルステージングは3Dレンダリング技術を使用し、デジタル空間を完全に新しい状態で作り出します。一方、デジタルステージングは主に既存の写真を編集し、改善するプロセスです。
2.用途
バーチャルステージングは、物件の潜在的な用途やレイアウトのオプションを示すのに適しています。一方のデジタルステージングは、物件の既存の写真を最大限に活用し、オンラインでの魅力を高められます。
3.対象
バーチャルステージングは、空の部屋や未完成のプロジェクトに最適です。デジタルステージングは、改善が必要な完成した空間や、より魅力的に見せたい既存の写真にも適しています。
4.料金
バーチャルステージングは、1画像につき1万円程度が相場と言われています。デジタルステージングは業者によって料金設定にばらつきがありますが、例えば「カグオク」の場合、1画像あたり396円から画像を作成することが可能です(※)。
(※)プレミアム会員の場合
5.納品までにかかる時間
バーチャルステージングでは、物件の大きさや工数にもよりますが、1週間程度を要する業者が多いようです。一方でデジタルステージングは、画像が納品されるまでの時間は業者によって異なりますが、おおよそ数時間から2日程度で納品されるところが多いです。
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- 低コスト
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また、高性能AIを活用しているカグオクでは、空間画像をアップロードしてから1分以内にバーチャルステージング画像を生成・納品することが可能です。さらに、24時間365日いつでも利用できるので、急に家具付きの物件画像が必要になった場合などに対応できる点もメリットです。
(※)2024年6月30日時点 当社調べ
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強みは高速・低コストだけではありません。
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しかし、元画像を改変することによって信頼性が低下し、お客様に誤った情報を提供する危険性が高まります。このような改変は、消費者を巻き込んだ法的なトラブルに発展することもあります。元画像とステージング後の画像が大きく異なる場合、消費者は詐欺と捉える恐れがあるのです。
カグオクを利用することで、元画像とステージング後の画像が一致し、法的リスクを回避することができます。カグオクのAI技術は、元の部屋の形状や構造が正確に保持され、お客様に対して誠実で信頼できるホームステージングサービスを提供いたします。
カグオクの使い方
カグオクの使い方は以下の通りです。
- 室内の画像を撮影する
- 撮った画像をカグオクにアップロードする
- カグオクが画像を分析し、間取りに合わせて家具を配置する
- 完成した画像を確認し、問題がなければダウンロードする
たったこれだけの手順で、クオリティの高いバーチャルステージング画像を作成することが可能です。
今なら会員登録すると2枚無料!選べる料金プラン
カグオクでは、以下の料金プランをご用意しています。
また、今なら会員登録をするだけで画像2枚分のクレジットが無料で使えます。
フリー会員 | プレミアム会員 | |
月額基本料金(税込) | ¥0/月 | ¥9,800/月 |
付与クレジット枚数 | 初回のみ2枚付与 | 5枚付与 |
従量課金単価/枚 | ¥2,200~2,480 | ¥980~¥1,960 |
付与クレジット枚数によって月額料金が異なるため、扱っている物件の数に応じてプランを選択することが可能です。(付与クレジット枚数 = 画像生成枚数)
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ここまで、バーチャルステージングの概要やメリット、デジタルステージングとの違いなどについて解説してきました。
主に3Dレンダリング技術を用いて、空室の画像にCGで制作した家具や小物を配置・装飾するバーチャルステージングは、実物の家具を用いて装飾するホームステージングより安価で実施できる点が魅力です。1枚につき1万円ほどでモデルルームのような合成画像を作成できるバーチャルステージングは、費用対効果の高いプロモーションツールと言えるでしょう。
ただ、そのバーチャルステージングよりさらに低コストで利用できるサービスとして、いま「デジタルステージング」が注目を集め始めています。
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(※)2024年6月30日時点 当社調べ